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1961 東京都出身
1982 武蔵野美術大学卒業後、稲葉賀恵氏に師事
Takeo Kikuchi小物企画等を経て独立
フリーランスとして、アクセサリー、ステーショナリー、
眼鏡、傘、鞄、カトラリー、喫煙具、
照明器具等のデザインを手掛ける
1995 M.Y.Label発足
Globe-Trotter
S.T.Dupont.Parisのデザイナーに就任
2018 柘製作所と共にMATSUを発足
MATSUステッキについて
ヨーロッパの老舗ブランドにも認められたデザイナーの美意識、 アートピースの領域とたたえられる柘製作所の職人仕事、そして足に大きな怪我を負ったデザイナー自身の体験をもとにした機能が三位一体となったステッキ、それがMATSU Cane & Walking Stickです。
ステッキはその歴史を振り返ればわかるように、歩行補助の道具としてのみ存在するのではありません。 フォーマルな一日はもとより、なんでもない一日も洒落者を彩ってきました。 MATSU Cane & Walking Stickはこの点においても深い満足感が得られるステッキを目指します。
MATSUステッキの特徴
全方位、隙がない。
MATSU Cane & Walking Stickはあらゆるパーツが機能、デザイン双方の観点から突き詰められています。
Material
銘木から最先端のマテリアルまで。
貴重な銘木から、最先端のテクノロジーが編み出したマテリアルまで。MATSU Cane & Walking Stickはステッキにふさわしいマテリアルを選び抜いています。
Craftsmanship
パイプづくりが育んだ職人仕事。
MATSU Cane & Walking Stickは下町情緒漂う東京の東でつくられています。工房の名は、柘製作所。世界の好事家を唸らせる喫煙具の名門老舗です。呱々の声をあげたのは1936年のことでした。
加賀の刀匠、兼若の血を引く柘恭一郎ははやくに両親を亡くし、シガレットホルダーの工房に丁稚奉公します。晴れて独立するも出征、銃後の妻、玉江は乳飲み子を背負って銃床を磨いたといいます。戦後復員を果たした東京ではシガレットホルダーに必要な象牙が思うように手に入りません。恭一郎はマッカーサーのおかげで人気に火がついたパイプづくりに乗り出し、最盛期には120人の職人を抱えました。
1950年代、パイプの主たる原料であるブライヤーの輸入が可能になると、恭一郎は先んじて世界中のサプライヤーとコンタクトをとって仕入れルートを確保、返す刀で腕利きの職人をヨーロッパへ送り込んで最高峰のものづくりを学ばせました。いまや天下に英名が轟くIKEBANA(パイプのフラッグシップモデル)の作家、福田和弘もそのひとりでした。
古き良き生産の構えを堅持する柘製作所はますます円熟味を増しています。1000分の1ミリに迫る寸法精度、杢目をくっきりと浮かび上がらせるハンドフィニッシュ──パイプづくりで鍛えられた技はMATSU Cane & Walking Stickにも存分に振るわれています。