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オンからオフへ、気分を切り替えたいリビングでのひととき、大人も楽しめるおもちゃを手にしてみてはいかがでしょう。無心で遊ぶうちに雑事を忘れ、新しい発想も湧いてきそうです。
ご紹介するのは、いずれもデザインや構造に独創性があり、サイドボードなどに飾っても美しい逸品。精巧な組み木のパズルや独楽は、身近に置いて繰り返し遊ぶことができます。完成させるのが楽しみなディアヘッド、地球儀はどちらも紙製で、ハサミや糊を用いず自分の手だけで組み立てられます。
クラフトとしての魅力にも富んだ知的なインテリア・トイ。ひと味違うギフトとしてもおすすめします。
ねずみ、牛、虎…など、干支の動物が組み木になった、遊プランの「十二支のポリキューブパズル」。愛らしくほのぼのとした雰囲気ながら、パズルとしては難易度の高い立体ペントミノで、平面の枠の中では2339通り、直方体にすると3940通りもの組み合わせがあります。
デザイナーの小黒三郎さんは、美大で油絵を学び、盲学校などでの教具作りやスイスのネフ社とのデザイン契約による活動を経て、遊プランを設立。組み木の第一人者として、全国で個展や技術指導を行っています。
一枚の板から巧みに切り出された動物たちは、それぞれの特徴をとらえた、愛着の湧くデザイン。丸みのある柔らかな形で手にやさしく、小さなお子さんは動物積み木としても遊べます。リビングに置いて家族で長く楽しみたい、温もりのあるパズルです。
段ボールという素材の持ち味を生かし、これまでにない造形美を表現したアキ工作社のd-torso(ディー・トルソー)。大分県国東半島に拠点を置く同社が開発した立体造形システムは、CTスキャンのように輪切りにした立体イメージを、レーザーで切り抜いた部品によって再構築。非連続に連なる段ボールシートの断面が、人体や動物などのフォルムが持つ根源的な美しさを浮かび上がらせます。
写真は、トナカイをモチーフとした壁掛け式の「Deer Head Mini(鹿段)」。32個の部品を立体パズル感覚で組み立てて、アクセサリーホルダーとして使用できます。また、クリスマスのオーナメントやギフトのほか、切手を貼ってグリーティングカードとして郵送できるなど、手のひらサイズのクラフトとして様々に楽しめます。
20世紀の思想家で発明家としても知られるバックミンスター・フラーが考案したジオデシックドーム。その構造を応用し、球体の地球を三角形が連なる多面体としてデザインしたのが「80面体[プラチナ]ジオデシック地球儀」です。
特殊印刷・加工で定評のあるマルモ印刷が、コールドフォイルという高度な技術を駆使して刷り上げた紙製の地球は、銀箔や微細な文字が際立つ美しい仕上がり。内側にはコアやマントルが描かれ、内部構造も確かめられます。
組み立ては、折って挟み込むだけ。ホワイトボードマーカーにも対応しているので、完成後は旅行やビジネスの航路を書き込むなど実用としても役立ちます。フラーのインスピレーションの源泉でもある幾何学的な造形の妙味を、あなたのリビングでも体感してみてください。
くるくるとまわり続ける独楽には、不思議と心安らぐ魅力があります。日本では古くから縁起がよいものとされてきたこのおもちゃを、伝統の越前塗りで工芸品の域にまで高めたのが光琳堂の「蒔絵 独楽」です。
越前塗りに影響を与えた琳派の自由な精神性を受け継ぎ、1938年創業時より、モダンで華のある漆器づくりを続ける同社。その技術を注ぎ込んで作り上げた独楽は、伝統のモチーフが大胆な意匠で施され、インテリアのアクセントとしても存在感を放ちます。
職人が最も苦心したというのが重心。独楽の命ともいえる軸を手に取り回転させると、蒔絵の煌めきが帯となって、止まっている時とはまた違う小宇宙が現れます。親しい方などへのギフトとしても喜ばれる、和の逸品です。