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蟹瀬令子

レナ・ジャポン・インスティチュート株式会社代表取締役

ABOUT

蟹瀬令子さんは、上智大学を卒業後、アメリカのミシガン大学への留学を経て、1975年に株式会社博報堂に入社。主に食品や化粧品の分野でコピーライターとして、数々のブランドの立ち上げに携わりました。プライベートでは二人の子供の母親としての顔を持ちながらも、マーケティング会社を起業し、代表取締役に就任します。



1999年、株式会社イオンフォレスト(ザ・ボディショップ・ジャパン)の社長の任を引き受けます。イギリス本国などの成功とは違い、日本での展開に苦戦していたボディショップでしたが、蟹瀬さんの巧みな戦略によって、日本でも大きな人気を獲得していくブランドに成長したのです。しかし蟹瀬さんは、業績が上向いてきた2006年に辞職を申し出ます。ブランドの再構築が終了したと考えたこと、そして後任の育成が充分叶っていると感じたことが理由だったと言います。



2007年、蟹瀬さんはレナ・ジャポン・インスティチュート株式会社を設立し、化粧品のブランドとしてLENAJAPON(LJ)を立ち上げました。豊富な商品知識と、化粧品業界での経験に基づくとと共に、母親としての思いが込められたこのブランドの製品ライン誕生の秘密は、蟹瀬さんの娘レナさんの存在がありました。15歳から海外生活を送り、乾燥した環境での生活を続けるうちに、20歳になる頃には深刻な肌荒れを抱えていた、娘の悩みをなんとかしたいという思いからLENAJAPONが作られたのです。



長い時間をかけてではなく、すぐにでも美しい肌を手に入れたい。そんな当たり前の、しかし難しい願いを叶えるために、保湿を重視した新しい化粧品作りに力を入れました。スキンケアの基本である洗顔に重点を置き、かつシンプルな手入れを実現するためにた、くさんのこだわりを込めた研究が続きました。大勢のモニターの協力も経て開発された製品は、愛娘の肌状態の改善だけでなく、現在では多くの人々に使われています。



蟹瀬さんのスキンケア製品に対するインスピレーションの源は、明治生まれだった祖母の思い出ともつながっているといいます。洗顔をし、繰り返し丁寧に化粧水をなじませていた姿は、スキンケアの基本そのものであり、原点となるもの。祖母の姿を振り返り、娘の肌を守るという愛情のつながりから生まれた存在が、現在のLENAJAPONのスキンケアなのです。


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