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堀口徹

堀口江戸切子三代目

ABOUT

1976年生まれの堀口徹さんは、堀口江戸切子の三代目にあたる人物です。堀口硝子の創業者であり、徹さんの実の祖父である堀口市雄さんが、江戸切子作家として最初に名乗った『秀石』の名跡を、代々継承しています。

徹さんは、江東区無形文化財にも指定された二代目秀石・須田富雄さんに師事し、2008年に三代『秀石』となりました。『秀石』の名は、堀口ブランドのなかでも特別に秀逸な品物に対して、箱書きに落款と共に揮毫されるものであり、初代堀口市雄さん、二代目須田富雄さん、そして堀口さんの三人だけに名乗ることを許されています。


HORIGUCHI EDO-KIRIKO江戸切子は、元来日用品として作られた細工物です。器に切れ込みを入れていることから、他の製品よりも壊れやすい存在でありながら、遊び心を閉じ込めた毎日の食器として、長い間使われてきました。堀口さんの作品作りもこの事をベースとして考えられており、実際に使ったときのイメージを大切にしているのだといいます。

HORIGUCHI EDO-KIRIKO静止した、飾っておかれている状態ではなく、実際に使用すると視点や光線は変化し、刻々とその輝きは変わり続ける。置物では無く、使う食器としての江戸切子作品作りが、堀口さんにとっての重要なポイント。現代を感じさせる江戸切子、使いながら愛でる食器としてカッティングを施しているのです。

その技術と実績は、化粧品のパッケージや飲料メーカーのオリジナルグラス、アーティストのステージ衣装などにも採用される一方、江戸切子新作展では2年連続、最優秀賞の「経済産業省製造産業局長賞」を受賞するなど、様々な場面で高く評価され続けています。

趣味は手工芸、自分の子供たちと遊ぶこと、縦列駐車という、ごく普通のお兄さんな一面も。

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