片山慎太郎
代表取締役
新ブランドMADNESSでカーボンの成形を担当、カーボン賦形師
大垣市
岐阜県大垣市は、日本のほぼ中央に位置し、古くから中山道や美濃路など主要街道が通る経済・文化の交流点として栄え、関ケ原合戦などの戦いの舞台としても有名です。
俳人・松尾芭蕉が約2,400kmに及ぶ「奥の細道」の旅を終えた「むすびの地」。船町港跡は、「大垣船町川湊」として、国の名勝にも指定されています。
豊富で良質な地下水に恵まれ、「水の都」と呼ばれています。現在でも市内各所に自噴井が見られ、清らかな水を求めて市内外から多くの人が訪れます。
2018年は大垣市制100周年でした。
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時代に合わせ進化するものづくり企業
日本の伝統「漆×最先端素材(カーボン)」の融合により生まれたダルマ
カーボン(炭素繊維)とは?
飛行機やF1レースカーのボディーにも使用されている軽く・強く・しなやかで金属に代わる軽量化材料として注目されているカーボン(炭素繊維)。カーボンの特徴の一つは光の当たる方向により、表情を変えること。曲面が多いほど美しく、表面のクリアー層が厚くなるほど深みを増してきます。そんなカーボンの美しさを伝えるには曲面のかたまりであるダルマが最適でした。型にカーボンを貼る作業を「賦形(ふけい)」と呼びます。曲面に賦形する際シワになりやすいため、非常に高度な技術を要します。ダルマの賦形はカーボンの合わせ目から放射線に広がるように、シワの見せ方にもこだわりながら、丁寧に手貼りしているため、カーボンの模様にはそれぞれの「味」が生まれてきます。日本の伝統「漆」と最先端素材「カーボン」の融合
伝統工芸バージョンのダルマには、仕上げに伝統工芸士の阿多野一夫氏が飛騨春慶塗を、久世尚可氏が蒔絵を施しました。時が経つにつれ、艶と透明度が増していき、カーボンの美しい模様が浮き出てきます。日本の伝統工芸と最先端素材「カーボン」を融合させた福を招く芸術品です。数々の技の結集から出来上がった〝カーボンダルマ〟を末永くご愛用下さいませ。だるまの顔が意味すること
眉:鶴をあらわす古来より「鶴は千年」といわれ「長寿を象徴する吉祥の鳥」、また夫婦仲が大変よく一生を連れ添うことから「仲良きことの象徴」の鳥として、鳴き声が共鳴して遠方まで届くことから「天上界に通ずる鳥」といわれるなど、民衆の間に「めでたい鳥」として尊ばれてきました。
目:金色の目、赤色の目
金色は調和をもたらす色であり、金運上昇、また金メダルを連想し勝利を表し、赤い目は魔よけと護身(病気を退治できる)を表します。
頬の髭:亀をあらわす
亀は浦島太郎の話では龍宮城の使いとされてるが、中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた蓬莱山の使いとされ、大変めでたい動物とされていました。日本においても「亀は万年」と言われ、鶴とともに「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、めでたい生き物として尊ばれています。また、甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされています。
口の下の髭は松を意味し、目の周りの枠は竹、鼻の穴は梅を表します。